【株式会社 テック長沢】生産性向上による職場環境整備で、地元で活躍できる人材を確保

取組み事例
こんな企業にオススメ
● 業務の中に無駄があるのではないか、と感じている企業
● 長時間労働で疲弊する従業員を守りたい企業
● 従業員の意欲を向上したい企業

 

「長時間労働で疲弊する従業員や、従業員が増えたことで発生する無駄をなくしたい」そして「地元で人材が活躍できる企業にしたい」という想いのもと、生産性向上による職場環境整備に取り組む株式会社 テック長沢さんを取材しました!

 

取組01無駄の排除・長時間労働削減のために、ITシステムを導入

■取組前
管理業務・事務作業は基本的に手作業で行っていた
ITシステムは「分からない」「面倒くさそう」と難色を示す従業員もいた
従業員数が増えたことで、業務の工程間に“無駄”が発生するようになった
長時間労働で疲弊する従業員がいる一方、残業代による収入を期待する従業員もいた

1.ITシステムの導入

社内で開催している「タイピング大会」で、人では絶対に出せない数字をRPA(ソフトウェアロボット)がたたき出したことをきっかけに「事務仕事もITを導入することで効率化できるのではないか」と導入に向けて動き出しました。
ローコードシステムやRPAによる自動化システム、クラウドによるタスク管理システム等、様々なシステムソフトを活用することで、管理にかかる“業務の無駄”の排除を進めています。
一度効率が上がったことを実感できると、「もしかして便利なのでは?」「もっとやりやすくなるのでは?」と従業員の意識が変わっていきました。

 

システムを導入する際はその人の理解力や能力に合わせて教育方法を選択し、操作が得意な人を新たな教育者とすることで、教育できる人数を増やし、効率的なスキルの定着を図っています。

(製造部副部長 市橋 進さん)

 

2.長時間労働削減に向けた共通認識の構築

会社の利益と、従業員へ還元される給与・賞与の関係性を「見える化」して共有することで、時間当たりの生産性を高め、無駄の排除と長時間労働削減に向けた共通認識を構築しました。

CHECK
ITを導入するだけではなく、それによって会社・従業員にどのようなメリットがあるのか、共通の認識を持つことが、生産性向上を実現するPOINT!

 

従業員を守るためには、業務の質を落とさずに労働時間を削減する必要があると感じました。そこで、生産性を向上するための一つの手段としてのIT導入を図りました。無駄を排除したことは長時間労働の削減にも繋がっており、離職率軽減にも貢献しています。従業員が働きやすい環境をつくり、一人でも多くの人が働ける企業にすることで、雇用を通じて地元柏崎への貢献に繋げていきたいと思っています。

(代表取締役 長澤 智信さん)

 

■取組後
システム化による管理の効率化により、後工程へのアクションが加速!
仕事がはかどることで達成感を得られるため、モチベーションも向上!
長時間労働が是正され、離職率は15%から10%未満に減少!

 

取組02休みやすい環境をつくるために属人化排除と改善提案を推進

■取組前
業務の工程をすべて一人で担当しており、他の人に依頼できなかった
担当者がいないと業務が停滞してしまい、仕事と育児の両立は難しかった
工場内・事務所内に改善できる“無駄”があった

1.属人化排除

家庭の都合で早退しなければならないときなど、誰かが急に抜けても業務が停滞しないために、「自分にしかできない」をなくせるよう、積極的に属人化排除に取り組んでいます。
「他の人ができるようにするためにはどうしたらよいか」「この仕事はロボットで代用できるのではないか」と疑う視点を常に持ち続けています。気づいた点は積極的に改善提案を行うことで、個人の業務だけではなく会社全体の生産性向上に繋がっています。
更に働く時間に制約がある子育て世代の女性従業員を管理職として登用したことで、会社全体として労働時間短縮や限られた時間の中で効率的に業務を進めるという雰囲気がより一層高まりました!

“業務の無駄”と“自分にしかできない”をなくすことで、不安だった仕事と育児の両立もしやすくなりましたし、業務が停滞しなくなるので生産性向上に繋がります。
「時間に制約があっても、あの人はあんなに仕事ができるんだ、自分も頑張ろう」と後輩に思ってもらえることが目標です。

(営業推進課課長 山岸 智恵子さん)

CHECK
「自分のスキルを高めることで効率を上げる」ということだけではなく、「自分がいなくても業務が回るように」という属人化排除の視点が会社としての生産性向上に繋がるPOINT!

 

2.改善提案を推進

RPAなど、ITツールの導入をきっかけに、無駄をなくす意識の浸透と併せて、「もっと改善できる点があるのではないか」と既存の業務を疑う視点が養われ、従業員からの積極的な改善提案が行われています。
例えば、工場内の工具置き場では、奥のものが取りやすいよう、また探す手間がかからないよう、棚の各段が斜めに作られています。これも従業員からの改善提案によって作り出されたものです。
改善することが自身や周囲の日々の業務の効率化に繋がっていることを実感できると、新たな改善提案が従業員から聞かれるようになります。ロボットやITの導入など大掛かりなものだけではなく、従業員の改善提案の積み重ねが、会社全体の業務改善・生産性向上に繋がっています!

 

■取組後
改善の積み重ねにより効率化を実感!社内の無駄排除に対する意識が向上!
>働く時間に制限があっても、能力を活かして 活躍できる職場になった!
働きやすい環境づくりにより従業員数は15年で10倍に!そのうち3割が女性従業員!

取材者コメント

“無駄の排除”により会社の利益拡大だけではなく、従業員が働きやすい環境の整備に繋がっています。ぜひ事例を参考に、“無駄の排除”に取り組んでみてくださいね!

 

実践企業
株式会社 テック長沢
■代表者:代表取締役 長澤 智信
■所在地:(本社)柏崎市藤井1358-4
■事業内容:金属部品加工(調達・機械加工・組立・自社製品製造)
■従業員数:170名(男性:121名・女性:49名) ※2021年10月時点
■ホームページ:http://www.tec-naga.com/

 

インタビュー動画はこちら!
https://youtu.be/tr2ORo6Z4cY

 

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